022 イーブルリヴァイオス

\903 2006/04/20 クラッシュビーダマン 67口径 連射タイプ 属性:水
CRASH B-DAMAN EVIL LEIVIOTH cal.67 RUSH TYPE
コア:リヴァイオス(特性:パワーローラー パワー性:★★)
マガジン:ストックサーバー(連射性:★★★★ 装填性:★★★)
バレル:67コンパクト(コントロール性:☆ パワー性:☆)
グリップ:トリガーグリップD(ギヤ:ノーマル)
コアビーダマンはローラーが大型化した「パワーローラーホールド」を装備。
ローラー径が4mmから5mmになって発射威力が格段にアップしており、現状最強であろう「ドライブホールド+アダプターバレル+スピードグリップ」に匹敵する初速をキット素組状態で出すことができる(もちろんドライブのほうが到達速度が大きいであろう)。
さらにスピードグリップに換装した場合には初速が20km/hを越え、クラビーのレベルを逸脱したものとなっている。
また、ローラー径が大きくなることはエッジ形状による発射抵抗が軽減につながり、元々ローラーエッジであるため、総合的な発射抵抗は発射威力の割りに大きくは無い。
なお、ホールドパーツ本体部分はブリッツガルーダに装備されているものと同じランナーで製造されており、ご丁寧に小径ローラーもそのまま付属している。メインの大径ローラーはアーマーランナーに配置されていて、そのためもちろんABS製である。
この大径ローラーによりクロウの変位が極端に増大したため、付属のコンパクトバレルのバレルリブはタウロスレベルになっている。
しかしながら、パワーローラーホールドとのマッチングはよく、これ以上のバレルリブの増幅による発射威力の強化は見込めない。無用な発射抵抗の増大を招くだけである。
さらにこのキットには、装填性、貯蓄性、接地面の増設による安定性の増加を目的とした「ストックサーバー」が装備されている。
ストックサーバーはトリガーグリップ上面の給弾レールを活かし、延長することにより広い装填面と貯蓄性を図っているが、トリガーグリップのレール部はむき出しなためストックしているビーダマの保持力が弱く弾こぼれが起こりやすい結果に至っている。
安定性に関しては後方に突出している部分がさらに下方向に伸び接地している。そのため、ジョイントリングをそのまま使用してパーツの固定を行ってはいるが、やや変則的な方式になっている。
ちなみに、トリガーグリップはマグナムイフリートなどと同じ標準ギヤレーションのもので、カバーパーツを最初から装着しない方式を採っている。

023 パンツァーファウスト

\525 2006/04/20 クラッシュウエポン 67口径 特殊タイプ
CRASH WEAPON PANZER FAUST cal.67 EXTRA TYPE
クラッシュウエポン:パンツァーファウスト(特殊機能:ワイド弾発射可能)
現状で付属のワイド弾を唯一発射できるクラッシュウエポン。
パンツァーファウストは付属のワイド弾を発射する場合の呼称であり、本体はその構造上67口径弾のダブルバーストが可能で、その場合はダブルランチャーと呼称される。
ワイド弾はクラッシュバレットの一種とも考えられるが、その形状は球の形状を大きく逸脱しており、文字通りミサイルである。
待機状態ではたたまれていた翼が、発射後ウエポン本体からの抗力を失うことで、スプリングの弾性力により展開、広範囲の攻撃(通常17mmに対して62mm)が可能となっている。
もちろん、球形でないためフィールドとの摩擦をもろに受け、弾道距離が極端に短い。そのため、ワイド弾単体での効果よりも、発射されフィールド上に転がるワイド弾を使った戦術を展開したほうがよりポテンシャルを引き出せるはずである。
またウエポン本体は、今までのウエポンとは路線を変えて、クラシックなプッシュタイプトリガーとなっている。そのため入力がダイレクトに伝わり、発射威力の向上を狙える。
さらにホールドパーツはクロウバックが外部に露出し、締め撃ちが可能となっている。そのエッジ形状も急峻なものとなっていて、今までとは違った手応えを楽しめる。
なお、ワイド弾には上下それぞれの面に突起が設けられており、そのため、その突起にあった溝が設けられているパンツァーファウスト以外のウエポン等出の発射は基本的に不可能である。

024 クラッシュカスタムキット

025 アイアンオーディン

\903 2006/05/18 クラッシュビーダマン 67口径 コントロールタイプ 属性:鋼
CRASH B-DAMAN IRON ODIN cal.67 CONTROL TYPE
コア:オーディン(特性:バランス パワー性:★★☆)
バレル:67フォアグリップ(コントロール性:★★★☆ パワー性:★★★☆)
グリップ:トリガーグリップE(ギヤ:ノーマル カバー:スレンダー)
ホールドパーツはローラーホールドとフィックスホールドを組み替え可能なセレクトホールド形式を採っている。 ローラーホールドはリヴァイオスと同様ガルーダのものと同じランナー。フィックスホールド用のエッジチップはバレルのランナーについていて、やはりABS製。だが、形状からして強度的な問題はなさそうだ。
そのフィックスホールド、分類的にはグリフォンのバランスホールドと同じだが、エッジ形状が異なっており正面図的にはタウロスのバランスホールドを意識した接触面になっており、また上面図的に角度のゆるいフラットなアクセルの効果も相まって、加速期間が長くその間の摩擦が大きいという独特の発射感を得る。この発射感が発射威力にどういう影響を及ぼすかは不明だが、トリガーのハードイクス効果の影響をもろに受けそうな気はする。
また、このホールドパーツのエッジ部分を交換可能にする考え方は、メンテナンス性、生産性の面から見ても有効である。すなわち、磨耗しやすいエッジ部分のみを交換可能にすることにより消費的なコストパフォーマンスが向上する。さらに、クロウズの本数ごとにホールドパーツを作ってしまえば、エッジパーツを新造することでエッジの違いによる性能のバリエーションを多く作り出すことが可能で、生産的なコストパフォーマンスも良くなる。これによりエッジの形状による効果を定量的に見出すための実験的な生産や改造が容易になるのだ。

フォアグリップバレルは、名前の通りバレル先端上部にグリップが装備されている。 このグリップは上に向いた状態から左右に水平角度まで可動し、ユーザーのスタイルに柔軟に対応できる。 確かに、片手撃ちでの発射は安定性に欠け、何かしらの補助が必要なのは言うまでも無いが、現状でその機能はクラッシュウエポンが果たしてくれており、この位置でのグリップは、ウエポン装着時には大きな意味は無いように思われる。 恐らくはクラッシュウエポンが無い状態での保持力を追求した結果であろう。
またフォアグリップバレルのもう一つの機能として、ほかのバレルを追加装着できることが上げられる。 フォアグリップバレル自体はコンパクトバレルほどでは無いがそれなりに短いので、発射されたビーダマに与える影響は少ないと考えられ、追加したバレルの長さや摩擦の特性を移植することができることになる。 このとき追加したバレルのジョイントリングはナナメに付くようになっている。これは、バレル全体の幅をスマートにする効果はもちろん、リヴァイオスのストックサーバーでも見られたものの発展で、ジョイントリングの相手側に返しがなくてもきちんと固定ができるというメリットがある。今回はこの効果のおかげでスッキリと違和感無く、バレルの横にジョイントリングを引っ掛ける突起を設けることができている。
バレルリブの拘束力に関しては、緩くもきつくも無い程度で、イフリートのショートより気持ち強いくらいだろう。ただ、バレルリブのホールドパーツとの接触面に関して今まで似ない試みとして、中央に前後方向に設けられたリブ一枚でホールドパーツと接触する形式を採っている。このことによる効果ははっきりとしないが、恐らくはローラーホールドの細いクロウバックに対応したものだろうと考えられる。

トリガーグリップは今回もノーマルタイプ。カバーは「軽量化と機能の両立を図った」スレンダータイプだそうで、確かに何も無いよりかは厚みが増し、重量も軽くなっている。

総合的に、素組状態での発射威力はぼちぼち強く(イフリートより少し強いくらい)、現状最強であるリヴァイオスと連続になることからもパワーインフレへのフラグが立ったとみなすには十分な流れである。

026 トリックキャノン

\525 2006/05/18 クラッシュウエポン 67口径 特殊タイプ
CRASH WEAPON TRICK CANNON cal.67 EXTRA TYPE
クラッシュウエポン:トリックキャノン(特殊機能:変化球発射可能)
上下2段に発射口が設けられており、上段から通常発射、下段から変化球発射を、一回のトリガーアクションで可能としているクラッシュウエポン。
変化球発射に関しては、バトビーゼロ2・ロードキャバリーで採用されたバーティカルショットシステムとの併用を踏襲している。今回はその前方押込タイプのトリガーを利用し、そのトリガーをローディングの最中のインナーマガジン部分に設けたFIタイプのホールドパーツに対するノーマルのトリガーとみなすことで、変化球と同時に通常発射も行おうとするものである。
変化球発射用のホールドパーツに関してはロードキャバリーのものとほとんど差が無く、変化球用としてこれが完成された形状と言うことができる。 またそこそこ威力があるため、逆にキレはよくない様に感じる。

通常発射用のホールドパーツは、FI形状をしているが、強度的な要因から、しいて言えば「ロ」の字トリガーが採用されているため、ガーディアンフェニックス以降度々採用されている、ロの字トリガーとの干渉をうまく避けたブリッジ形状となっている。
また通常発射用ホールドパーツのクロウは、その一部が外側へ露出する構造になっていて、パンツァーファウストと同様に締め撃ちが可能となっている。

下段の変化球は構造上単発で発射可能だが、上段のビーダマは下段の変化球用で待機状態のビーダマの抗力によって待機状態を維持しているため通常発射のみの発射はスペック上できない。しかし、発射に必要なストロークは通常発射のほうが低く、そのためゆっくりとトリガーを押すと上段から先に発射される。この特性をうまく利用すれば下段の変化球を発射せずに上段の通常発射を単独で運用することもできる。

さて、クラッシュウエポンが人型を廃したことによって得られた利点の一つとして、今回のような待機状態のビーダマ位置の真上に投入口を設け、言うなれば「究極のストレートローディング」を可能にしたことが挙げられる。
リロードランチャーなどと違い、ホールドパーツのほうが固定される今回のトリックキャノンは、その効果がより明確となっており、切貼改造のレベルから言えば、その投入口上部にストレートマガジンを設けることで垂直ストレートローディングを簡単に行うことができる。ただ、垂直ストレートローディングが果たして本当に効果的か否かという議論もあるが、それはまた別の機会にしたい。

ところで、このウエポンのトリガーの入力面はトリガーの中心から上側に偏った位置に設けられている。 これは恐らく、変化球発射時にトリガーに発生する後回り方向のモーメントを打ち消すため、トリガーのやや上側を押すように誘導する貯めのものであると推察できる。
よく見てみると、トリガーの側面にはリブが上下2枚ずつ横に出ており、ウエポンのボディとしっかりかみ合っていることがわかる。このような構造もバーティカルショットシステムがトリガーに及ぼす無理な力やブレを最小限に抑えるための配慮といえよう。

なお、このウエポンの大きな疑問点の一つに、ビーダマン本体へ接続するウエポンジョイントの設置方法がある。
今までと同様にウエポン本体のロックパーツを兼ねていることに変わりは無いが、今回の場合、そのロックパーツはまるでFIホールドパーツのような形状を示しており、あたかもホールドパーツがビーダマをホールドするかのようにウエポン本体をホールドしているのだ。実際、このパーツを裏返せば、ウエポンジョイントは左右どちらにも向けることはできるが、この形状である必然性が見出せない。だが、結果として、このパーツの柔性を利用して、このパーツ自体が2重にも3重にもロックされていることは事実。今後このような多重ロックによる分解防止策が多くなるのかもしれない。

クラッシュビーダマン リミテッドエディション

\945(900) 2006/06/22
バルペガサス必人カスタム:ロングバレル、ライトスピンホールド、パワーグリップ
マグナムタウロス コドウカスタム:ショートバレル、ドライブホールド、ノーマルグリップラインカバー
アイアンイフリート銃兵衛カスタム:フォアグリップバレル、レフトスピンホールド、スピードグリップ








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