028 マッハガルーダ

\945 06/07/20 クラッシュビーダマン 67口径 連射タイプ 属性:雷
CRASH B-DAMAN MACH GARUDA cal.67 POWER TYPE

■パーツ機能説明(パッケージより引用)




コア:ガルーダ2
特性:トリプルローラー パワー性:★
ホールドパーツに付いた3つのローラーにより
スムーズにビーダマを発射できる連射系ビーダマンだ!


バレル:67ローラー
コントロール性:★☆ パワー性:★☆
サイドに装備したローラーによりビーダマ発射の際の
パワーダウンを軽減するバレル(銃身)パーツだ!


グリップ:シンクログリップ(サンダー)
ギヤ:パワー
大型パッド付のサブトリガーを装備したSWS対応グリップ。
グリップエンドは後方に伸びたストレートスタイルだ!

■解説


●3つの爪全てにローラーを配備
「トリプルローラーホールド」3つの爪それぞれにローラーが装備されていて、 3本の爪は完全にスリークロウズ配置である。 横爪に関してはローラーホールドとほぼ同じ形状で、ローラーはリヴァイオスと同じ5mm径ローラを採用している。 下爪は4mm径の筒型ローラーを採用しているが、ローラーの固定方法は、 バトビーのローラーデルタホルパなどと違い、1パーツ整形されたホルパの爪に挟み込む形式となっている。 この下爪ローラーの構造だと強度的な問題があるように感じられるが、 下爪ローラー径の小ささとスリークロウズ配置の影響で下爪への負担はほとんど無く、問題は生じない。 むしろ、この商品の総合的なはめあいのキツさの影響からか、3つ全てのローラの回転が悪く、グリスアップは必須である。

●ショルダーリブによる常時締め付け
ショルダーアーマーにはジャスティスイフリートと同じくショルダーリブが存在し、 パワーアシストアーマーやシンクロウエポン装着時に発射威力を上げることができる。 また、シンクロウエポンのパッケージには「シンクロシステム対応ビーダマンの発射パワーをUPする」的な表記があるので、 この「シンクロシステム対応ビーダマン」には全てショルダーリブが装備されることが確実っぽい。 マッハガルーダのショルダーリブもジャスティスイフリートのショルダーリブとまったく同じ厚さなので、 これによって威力を微調整しようというものではないようだ。

●ハッタリギミックローラーバレル
「67ローラーバレル」は、筒内の左右にローラーを配置することで、ビーダマとバレルの内壁との摩擦を軽減しようというものである。 バレルの長さもこの低抵抗のコンセプトに合わせた超ショートクラスとなっている。 このローラーはかなりユルユルに固定されていて、待機状態では軌道を軽くふさいでいるが、 発射されたビーダマと接触するとローラーが広がりビーダマが通過することができる。 ただ、この方式は明らかにビーダマとバレルの抵抗の増大につながっているようで、さらに発射速度のばらつきを招いているようにすら感じる。 このギミックのハッタリっぷりは、ジャスティスイフリートのサスペンションバレルの威力増加にも言えた事で、SWSシリーズの傾向と捉えることもできる。 しかし、バレルリブは中クラスの締め付け度合いで、アクション重視のサスペンションバレルよりも発射威力増加率は高い。

●ギヤ比・バネはジャイフと同じ
●扱いやすさ重視のサブトリガーとグリップ

「シンクログリップ」の内部構造はジャスティスイフリートのものと同じで、ギヤ比はパワータイプ、スプリングも固めである。 ジャスティスイフリートとの違いは、まず大型のトリガーパッドを有するサブトリガーが付属していることである。 大型パッドのサブトリガーはホールドパーツランナーに新造されていて、トリガーのPOMランナーは、イフリートとまったく同じなため、標準タイプのサブトリガーへのコンバーチブルになっている。 次に違う点として、グリップエンドと呼ばれるパーツの形状があげられる。 ジャスティスイフリートのグリップエンドは「ファイヤー」で実際の銃のグリップに似ていて、やや前向きに弧を描くようになっているが、 これに対してマッハガルーダのグリップエンドは「サンダー」で、グリップエンドのジョイント部から直線的に伸びており、 マシンガンのマガジンを意識した意匠となっている。 この意匠のせいで、画像情報が流出した際に、これは実際にマガジンになるのでは?と勘違いした人も約1名いたが、何にもならないただのグリップであった。 ただ、このグリップエンドにビーダマが2つすっぽり収納できることに関して、何かせずにいられないのが、スピードローダーマガジンフェチの約1名である。 このような、一見グリップとは思えないような意匠のグリップエンドではあるが、 持ちやすさの観点からはファイヤーグリップエンドよりも握りやすく感じるという意見が多くある。 これは、ファイヤーグリップエンドグリップで見られた、グリップを握っている中指がメイントリガーの後ろ側に接触するという現象が、 ストレートに横へ伸びさらに少し長めになっているサンダーグリップエンドにおいて起こらないことが起因すると考えられる。 ただ、この仮説が手の大きな大きなお友達に限定的に成り立つ可能性の高い仮説であることは捨てきれない。

●まとめ
以上のように、連射能力というよりは、むしろ万人に対する扱いやすさを重視した機体となっている。 ただし、「扱いやすい」=「連射しやすい」という図式は古くからの理論であり、扱いやすさと連射の代名詞でもあるローラーの必要以上の多用により、 連射機体としてのブランドを上げている。 だが、グリップのギヤレーションなど完全な連射仕様で無いあたりが、味方レギュラー機としてのバランスを保っているとも言える商品である。

■威力測定


※速度計測君(+9cm)により計測。
※7回計測した平均値、最大値、最小値を表示。単位はkm/h。
※異なるビーダマ7個を組み合わせごとに使いまわした。
※トリプルローラーホールドは回転がスムーズでないためグリスアップをした。
ホールドパーツ肩リブバレル平均値最大値最小値
トリプルローラー有りローラー9.1110.787.41
トリプルローラー有りローラー(ローラー抜き)9.2310.578.11
トリプルローラー有りサスペンションバレル8.7710.057.73
トリプルローラー有り無し 8.269.237.29
トリプルローラー無し無し 7.909.256.87
ローラー無し無し 6.027.584.85
パワーローラー無し無し 9.9310.669.65
アストラル無し無し 10.7812.399.66
アストラル有り無し 11.0712.759.64
●結果&考察
やっぱりローラーバレルはローラー抜きの方が抵抗が少ない。 トリプルローラーホールドはパワーローラーとノーマルローラーの中間クラス。近距離でこの差だから、長距離で測ったらアストラルはマジ最強だろう。 メインの左右爪が5mm径ローラーなのにそれほど威力が出ていないのは、やはり回転がスムーズで無いせいだと思われる。 どんなにグリスを塗ってスムーズになっても、グリスが無くてスムーズなのには勝てないというのが私の持論。


アップ 06/07/27

029 ビートランチャー

\528 06/07/20 シンクロウエポン 67口径 連射タイプ
SYNCRHO WEAPON BEAT LAUNCHER cal.67 RUSH TYPE

■パーツ機能説明(パッケージより引用)



シンクロウエポン:ビートランチャー
パワー補正:☆
シンクロウエポンシステム対応の連射タイプのクラッシュウエポン。
マガジンを装備しており、シンクロショットの連射ができるぞ!

■解説


ビートランチャーはコアパーツとマガジンパーツで構成されており、 マガジンパーツは「ウエポンマガジン」と呼称されている。 コアパーツはタクティカルショットと共通で、特に名称は当てられていないが、 便宜上「シンクロウエポン共通コア」と呼称する。

共通コアのビーダマン本体への取り付けは、もちろん旧タイプのクラッシュウエポンと同様に、 腕の穴にウエポンジョイントを射し込んで90度ひねる。 この際、左右へ突出したトリガーの一部(ウエポンのトリガーコネクタと呼称してみる)が、 シンクログリップのグリップと反対側のトリガーから横方向に延長された突起物(グリップのトリガーコネクタと以下略)とかみ合い、 トリガーとの連動でウエポンのシンクロショットが可能となる。 また、このときウエポンのトリガーコネクタ(雄)の下部にある梁的な部分(何とかビームとか呼称したい、ウエポンビームか?)が、 シンクログリップのトリガーコネクタ(雌)の後ろにあるロックパーツとかみ合い、 ウエポンに見られがちな左右方向への歪を抑制することができる。

共通コアのホールドパーツはFUタイプで、パンツァーファウストのそれとよく似ているが、 クロウが露出していないため締め撃ち等は不可能となっている。 発射威力はやや弱めではあるが、あくまでパワーギヤ装備のシンクログリップとのシンクロ下での印象であり、 ギミック連結部の柔性からトリガー操作によって多少の強弱もつけられるかもしれない。 また、FUの左右配置の2爪であるため、多少内向きに力が向くようなエッジの角度調節はされているものの、 発射時のホールドパーツの広がりによりビーダマが上側に持ち上がり、 結果、発射威力の低下と、ビーダマの踊りが発生している。

シンクロシリーズのウエポンにはウエポンジョイントの軸を延長し、 ショルダーリブを介してデフォルトでビーダマン本体のホールドパーツを締め付ける、 ジャスティスイフリートのパワーアシストアーマーと同様の機能がある。 しかし、パワーアシストアーマーのパワー補正値が1.5であるのに対して、 シンクロウエポン共通コアのそれが0.5であることからもわかるように、 軸の延長がパワーアシストアーマーよりも短く、締め付け力もほとんどないと言える。 おそらく片腕にウエポンを装着しただけの状態での締め付けバランスを考慮したためであろうが、 パワーアシストアーマー併用時ではまったくの本末転倒である。

この共通コアには今後の複線的な部分が多く見られる。 例えば、マガジンの固定のために使われた上面の窪みがウエポンマガジン用以外にも存在すること、 またホールドパーツ周辺を見れば明らかにデルタないしはスリークロウズに対応しているように見えることなどがあげられる。

ウエポンマガジンは外見上はローディングマガジンの小型版に見えるが、 内部はストレートで、シャッターのようなものもなく、カートリッジ式のマガジンとしては使えない。 共通コアへの固定はマガジン側についた左右二つのストッパーリングを使う。 固定用としてフタを閉めた状態で4発、開けた状態で5発の貯蓄が可能となる。

このビートランチャーにタクティカルショットのウエポンバレルを取り付けて「ハイブリッドキャノン」にすることが可能になる。

アップ 06/08/29

030 タクティカルショット

\528 06/07/20 シンクロウエポン 67口径 コントロールタイプ
SYNCRHO WEAPON TACTICAL SHOT cal.67 CONTROL TYPE

■パーツ機能説明(パッケージより引用)



シンクロウエポン:タクティカルショット
パワー補正:☆
シンクロウエポンシステム対応のコントロールタイプのクラッシュウエポン。
角度可変バレルを装備しており、シンクロショットの拡散・集中ができるぞ!

■解説


タクティカルショットはコアパーツとバレルパーツから構成されており、 バレルパーツは「ウエポンバレル」と呼称されている。 コアパーツはビートランチャーの共通コアと同じであるので、そちらを参照されたい。


ウエポンバレルは先端部分が左右へ少し曲がるようになっている。 0度と±5度の3箇所にクリックが付いていて、カチカチっと角度を変えることができる。 この角度変更により、シンクロショット時のビーダマン本体から発射されたビーダマと 平行、集中、拡散を選ぶことができる。
バレルの内壁は、下側はもちろん、軌道変更時に衝突が予想される側壁にもレールのようなモールドが確認できる。 しかし、もともとの威力の低さのうえ、バレルの側壁にぶつけて発射角度を変えようとするものなので、 さらに威力が下がり気味となる。

バレルの共通コアへの固定は、共通コア側に付いた左右2つのストッパーリングを使う。 もともと共通コアにはバレルの代わりにリング状のパーツが付いており、これを外してバレルを取り付ける。

このタクティカルショットにビートランチャーのウエポンマガジンを取り付けて「ハイブリットキャノン」にすることが可能になる。

アップ 06/08/29








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