■ファントムグリフォンへの合体

07/05/09
138ファントムイーグルと139ファントムレオンは合体してファントムグリフォンになります。
合体の方式によってパワーモードとパーフェクトモードの2形態があります。
ファントムレオン ファントムイーグル
グリフォンパワーモード グリフォンパーフェクトモード

●パワーモードへの合体

まずイーグル準備。
バレルは外し、頭飾りのセンターをレオンのものと交換。
ついでにレオンのサーバーも普通に付けとく。
このレオンのサーバー、取説では取り付ける指示無かったけど図ではいつの間にか付いてた。


続いてレオン準備。
頭飾りはセンターがイーグルになる。
トリガーを外して、フットを付けなおしておく。


アームについているホールドパーツのロックを持ち上げて解除する。


イーグルのバレルをひっくり返して頭部へねじ込む
マガジンのようなスライドではロックのパーツが引っかかって無理なんで。


レオンを前、イーグルを後ろに合わせる。
ホルパの後ろのでっぱりが、イーグルのホルパ前の穴に引っかかるように。


レオンのウイングを開くと、ホールドパーツが開いた状態でロックされる。


このときレオンのホールドパーツのがイーグルのホールドパーツを
締め付ける格好となり、実際に発射威力が上がります。


と言うわけで完成!ファントムグリフォン・パワーモード!!
前方のレオンがホルパ締め付け機能のあるバレル的な(初代ロングバレルみたいな)
役割を果たし、イーグルの発射威力を上げてます。
あー確か爆外伝にこんな合体するのありましたよね?
タイトニングボンバーアタッカーでしたっけ。
これに関しては実物いじったこと無いんで、
どの程度同じでどの程度進化してるのかわかんないです。
あーっと、検索でレポートしてるサイトあったんでおおよそ確認できました。
あー、もともと単体での発射はできない完全な支援メカだったんですね。
その点以外はほとんど同じ理論っぽいです。
じゃ、単独でも発射可能になってるってことでだいぶ進歩してるんですね。


一応取説じゃ前の状態の組み立て方で完成だったけど、
やっぱりスパビファンならFグリフォンにガングリトリガーは必須でしょ!

●パーフェクトモードへの合体

イーグルの準備。
今度はイーグルが前なのでイーグルの頭飾り左右をレオンのものと交換。
フットとトリガーは外しておきます。バレルはそのまま。


レオンのサーバーを上下逆にしてこっちのリブを使って挿入します。
そしてフットを取り付け準備完了。


レオンの準備。
サイドの頭飾りをイーグルのものにして、トリガーとフットを外します。
パワーモードの時と同様にホールドパーツのロックを解除し、
この時点でウイングを広げホルパを開放モードで固定します。


イーグルを前、レオンを後ろにして組み合わせます。
イーグルのホルパ後方はちょうどEXシリーズのバレルの接合部と同形状をしています。
なのでイーグルをバレルと同じ要領でレオンに取り付けます。


おっと、パーフェクトモードではガングリップトリガーは必須です。
無いと合体の意味がほとんどないです。トリプルバーストモードにしておきましょう。


そのガングリトリガーをレオンの後方に挿入し、フットを取り付けます。
ここで注目!
イーグルのホルパ後方がレオンのフットによって矯正されています。
ちょうどパワーウイングがホルパのカウンターレバーを矯正するように。
これによってパーフェクトモード時でも発射威力は少し向上。
これが狙いでイーグルのコア構造がこのような無理なものになったのかも知れません。


プレートをスライドしてロック。
レオンの独特の脚の形状がイーグルのフットにぴったりです。


完成!ファントムグリフォン・パーフェクトモード!!
コミックでの出番が無かった可愛そうな形態です。出なかったよね?
発射コアであるイーグルを発射機能を解除したレオンのバレルとして取り付けることで、
レオンコア内の空間を活かしトリプルバーストを実現した、PI系ならではの合体方法と言えます。
発射威力も適度に上がっていて、トリプルバーストの発射感はかなり良い感じ。


ガングリトリガーを2つ持ってるならダブルグリップ形態にしてもグリフォンぽくて良いですね。

■と言うわけでファントムイーグル・レオンからグリフォンへの合体と立て続けにレポートしました。
えぇ、もう、ほんと大好きです。この合体。
Bグリフォンも2体分のホールドパーツが合わさってパワー型になるというナイスなものでしたが、
やはり今回は「(ほとんど)剰余パーツが出ない」「前後を入れ替えて性質が変わる」という、
ビーダマンの合体によるメリットを最大限発揮するこの上なくイカした発想と言えると思います。(ベタ褒め)
確かに、そのせいであちこちに無理が生じ、実用には程遠い機体になっているかも知れませんが、
合体の方向性、可能性をこの上なく存分に示せていると思います。
残念ながらこれ以降の合体モノは、そのコンセプトを「合体による新たな特徴の捻出」から
「それぞれの特長の併用」へシフトしたことで、合体と言う意味でどうもつまらない物となってます。
開発の人は是非とも工夫を凝らし、こういった芸術的な合体を再び見せてもらいたいですね。
自分でも色々と試みて見たいところです。

■威力測定
の前にちょっと補足。

レオンの回でも説明したとおり、レオンにローラートリガーを付けようとすると
ロックパーツに一部が干渉し取り付けられません。
そこで、あえてロックパーツを解除し、レオン付属の専用アダプターパーツを
トリガーに取り付けることでホールドパーツを固定するものです。
これには効果的な副作用があり、ホールドパーツの固定が
構造的に強固なものとなることで、発射威力が格段にアップします。
今回はそのことも踏まえ、この状態のものも威力測定の対象としました。

方法はいつもどおりのレール付きビースピで。
違うビーダマ3つでそれぞれ一回ずつ計測。単位はkm/h。
Fイーグル ノーマル12.8211.1212.51
Fレオン ノーマル11.3911.3610.39
Fイーグル+ガングリップトリガー14.3813.0013.52
Fレオン+ガングリップトリガー9.9111.1210.80
Fレオン+EXローラートリガー16.4315.6113.47
Fグリフォン・パワーモード14.4314.5715.50
Fグリフォン・パワーモード(締め撃ち気味)15.9515.2616.13
Fグリフォン・パワーモード+ガングリップトリガー13.5314.7715.07
Fグリフォン・パーフェクトモード14.9414.4316.12

とりあえず、イーグルは発射方向が若干上方向にそれてるらしく、
レール使ってもビースピの上フチにぶつかりまくりました。
角度を調節して何とか計測可能に。同じ意味でグリフォン各モードもです。

さらにレオンにいたっては毎回発射途中にホルパ自体のリベットが緩み
ホルパが脱線してしまうような状況に。
発射威力に影響を与えないようなベクトルで力をかけてなんとか測れました。

グリフォンパワーモードではレオンのウイングが撃つごとにロック解除状態になり、
それに関してはそのつど元に戻しました。

うー、こりゃ確かに実戦にはぜんぜん向きませんね。
うちの発売当初の機体が、これでもかと言うくらい
補修やら改良やら施されているのも納得できます。

総合的な威力に関しては、ま、強くはありませんが、弱すぎでも無いと。

ちなみにガングリップトリガーで威力が上がってるのは、
ダブルバースト分のストロークによる、いわゆるハードイクス効果によるものでしょう。
計測時はビーダマン本体をしっかりと固定しているのできちんと結果が出ますが、
片手撃ちしたりするとものすごいブレて逆効果なんですね。

グリフォンパワーモードでは、後方のイーグルのみを固定して発射すると
レオンのアームが外向きに少し広がりました。
そこでレオンのアームを締め撃ち気味に抑えてみたところ、
それなりに締め撃ちとしての効果も現れたようです。

パーフェクトモードではビーダマを1つだけ装填し発射しました。
前述の効果により、ノーマルのイーグルより威力が上がり、
ぶっちゃけパワーモードと同レベルくらいになってます。
動作的・合体強度的な信頼性がイーグル単体の次くらいに良いので、
トリプルバーストの攻撃力から言ってもこのモードがやっぱりパーフェクト。
ただ、やっぱり若干ビーダマが上にそれ気味なのは問題ですが。

競技玩具研究所
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