【競技玩具研究所】>クロスファイトビーダマンまとめペンビー先行レポート2010/06/246月19・20日の次世代ワールドホビーフェアで、ブースでクロスファイトビーダマンを体験した小学生に限定ペンビープロトタイプが配布されました。 私自身入手できませんでしたが、当日仲良くなったご家族や友人などにご協力いただき、詳細な撮影に成功。レポートしたいと思います。 全景はこちらのほうが判りやすいので、ブースにあった看板より。 配られたものはこちら。 外して撮影してしまいましたが、足もとに転がっているのは「ヘッドカバー」こと頭部リアハッチです。 そして今まで見られなかった背後はこうなってます。 そう、なんか背中にユニットがついてますね。取説によると、 「セーフティーパック」というからには、本体を浮かすと発射できなくなるのかと思ったんですが、普通に発射できます。 実はこの「ストッパー」部分はホールドパーツの矯正装置を兼ねてまして、 ストッパーが下がった状態ではホールドパーツが矯正されず、 平らな床に置いて、ストッパーが上がると、 ホールドパーツのカウンターレバーが内側に狭まるのを抑えて、発射威力が上がるという代物です。 要するに床に置くことで機能が発揮されるパワーウイング的なパーツであり、 発射威力が下がるのでわざわざ床から浮かして撃つやつはいない理論を実装してるんですね。 確かにバトビーのときのように発射口をふさいだり、なんかしらトリガーをロックすることは可能でしょうが、 無理やり押して破損の可能性もあるしギミックも大掛かりになるんで、 今回のこの機構はすばらしいといえます。 さて、クロスファイトビーダマンは基本的に組み立て済みということですが、 じゃぁメタビーみたいに接着されてるのかといえばそうではなく、 バトビーと同様の構造で接着もされてません。 セーフティーパックはもちろん、トリガーもホールドパーツも取説スペックで取り外し可能です。 ・・・おっと締め撃ちが全否定されてる。 前後のボディをロックしているアームとフットですが、 軸の先端が割りピン状になっていて、パチンと止まっています。 腕のほうははずせなくも無いでしょうが、脚は軸の先端が奥まっているためちょっと難しいかも。 ただ、トリガーもホールドパーツも外せれば確かに素体を分解する必要も無いのかも。 次にバトビーゼロとのアーマーの互換がありそうでたまらない話ですが、 結論から言えば、一部のショルダーのみということになります。 バイザーはもちろん、アームやフット、ブースターにエクステンドトリガーも不可。 あえてあげるなら股間のバレル穴は互換があるようですが、 そう、根本的に発射口がバトビーより低いんですよね。 この発射口の低さは、このクロスファイトビーダマンシリーズが、ビーダマン同士で撃ちあう事を前提としていないためと考えられます。 DHBのようにビーダマン同士で向かい合って撃ちあえば必ずビーダマ同士がぶつかります。 さらに発射口の前にビーダマが転がっている状態で発射をする場合、発射口がビーダマの高さより低いと、 転がっているビーダマに発射したビーダマが乗り上げ、上方向に飛んで行き危なくなります。 そこでバトビーではビーダマ一個分発射口が高かったと思われたりもしてたわけです。 ・・・今回の仕様だとDHBどころかサッカーやバレー、ホッケー、ブロックバスターなんかもできないってことですよね。 さらにいえば、転がっているビーダマにビーダマをぶつけるビリヤード的な遊びすら怪しいです。 その代わりといっちゃ何ですが、ベイブレードよろしくこちらでも筐体展開です。 その名も「ビー太1号」。安直。 手持ちのビーダマンを筐体につなぐと、セッティングを自動認識してゲーム画面に反映、 手元のビーダマンの操作で、ゲーム内のビーダマンが動きバトルができる感じです。 セッティングの自動認識のために「カラービットコード」とかいうのがボディに貼り付けられているようで、 あー、なんか未来の世界になっちゃったんだなぁと。 でもこの方式だと、こちらとしてもパーツデータの管理がやりやすそうです。 ちなみに、ゲームのイメージはバトビーのGBA版に近い印象で非常に面白そう。もぐらたたき的なボウリングやってました。 ざくっとこんな感じでしたが、他の不安といえば、どうもこれワンハンドブースター的なパーツを付けられなそうだなぁと。 カウンターレバーの穴はどう見ても肉抜き穴だし貫通してないし、 セーフティーパックは後ろから差し込んでるだけだから引っ張ると外れちゃうし。 ただ他にもやりようはあると思うし、今までの流れから見てもどうにかしてくれそうだし、 一応今後の対応に期待しときます。 とりあえずレポートはこれくらい。あとは通常販売を待つのみですが、 あそうか、先におもちゃショーがありますね。何か分かったらそのときに。 ■ペンビーレポ一般販売補足先行レポで触れなかったとことか、改めて一般販売品を見つめて気付いたこととか補足。 腕や脚には軸にカエシが付いていてパーツが外れ難くなっていると言うことでしたが、 引っこ抜こうと思えば結構簡単に外れ、各部位は完全にバラすことができます。 やはりゼロ素体と全くの同構造で非常に合理的。かつ各部位に今後の展開への伏線を感じます。 腰パーツの発射口下側の面にはスリットが設けられています。 このスリットはおそらく図のようにラバーパーツを挿入し、擬似スリークロウズによるドライブショット発射を想定していると考えられます。 デルタシステムでないとしても、ホールドパーツ左右の爪のエッジ形状を工夫してやれば、発射威力的にも大きな問題は無いはずです。 背中の設けられた4箇所の接続用ポイント、 セーフティパックは後ろから差し込むため、同様の方式でのワンハンドウイング系のパーツは不可能と思いましたが、 この4箇所の接続ポイントは横からの差込みにもきちんと対応してそうな感じで、 図のような大型のトリガーユニットやギミックユニットもガッシリと固定できそうです。 今後、この方式によるギミックトリガーの展開とかもあるかもしれません。 個人的にはこれでそういった改造やり放題と大喜びです。2010/09/01 競技玩具研究所
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