競技玩具研究所
下記は過去のサーバーから移設した内容になります。2019/03/31

バトルビーダマンカードリッジシステム コバルトブラスター 先行レポート


2005夏のWHFで先行販売となったコバルトブラスター(限定フルカードリッジバージョン)で、
例によって一般発売日の前に徹底紹介してしまいますぜ!
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正直、メタリックシールは合ってないような・・・(汗。


Aランナー

Bランナー
Cランナー
Dランナー
Eランナー

Fランナー
とりあえずランナーを一通り。ちなみに、各ランナーの大きさ比は結構適当です。
ゼロシリーズでランナーネームが飽和状態だったんで、今回のカードリッジシステムシリーズから「A」からスタートみたいです。
今後、GHI・・・と続くのか、はたまたDHBモデルのように毎回ABC・・・となるのか。個人的には前者希望。

パーツの配置的には、特にユニット別というわけでもなく、カラーリングに合わせてる感じですね。
ゼロのときは、カスタムパーツ的なものは比較的それぞれで1ランナー化してましたから、福箱とかカスタマセットとか炎コレとかでいろいろ組み合わせて売れたわけですが、今回のようなランナー配置ですと、そういった遊びができなくて・・・。ユニット別ランナー化希望。

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カードリッジシステムは、「ボディ」ユニットを中心に、ヘッド、トリガー、アーム、フットの各ユニットを取り付けることで構成されます。
以下でそれぞれ説明して行きます。
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ドライブボディとその構成パーツ。
その構造は、前後パーツでホールドパーツをはさむという、ちょうどゼロ系と同じ方式です。
さらにホールドパーツはRU形式。
そのシルエットからEユニットだEユニットだといわれてましたが、これは見事なゼロの順進化ですね。
ホールドパーツはボディ後ろのピンにいったん差し込んで固定するようで、これにボディ前パーツを付けて、腕軸と脚軸はゼロ同様腕と脚で固定されるんですから、発射の作用でもホールドパーツは飛び出さないと・・・。なんか心配だなぁ。そぉかぁ!これは威力が上がりすぎるとブッ壊れてしまうという一種のリミッターなんだぁ!!(爆) 09
1112 例によって、デルタよりのスリークロウズです。
左右クロウのエッジ形状はEユニットのCUタイプを大きく引きずっているようで、スロープからフラットに入ってウォールで抜ける感じですね。
下ラバー爪はスロープからウォールに入る、Kケロやハデスに近い感じ。横爪との連携によるグリップ力はそこそこあるようですね。
ブラスターサイトとその構成パーツ。
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頭部分割もゼロのアーマーをうまく進化させた感じ。
EVAツノは左右顔パーツで挟みこむ感じで絶対抜けない。
凄いの一言。
ボディへの取り付け。
コレもちょうど、ゼロのヘッドアーマーを素体に取り付けるのと同じ感じ。さらに上部でも穴に差し込むことで抜けにくく。
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カードリッジ付きでホールドパワーアームとその構成パーツ。
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腕軸はRリベット状になっており、腕の軸が通る穴自体がRナット状になっています。
んでまず、こう、腕が上向きになるように入れて、それから前方向へ90度まわすと腕が固定できるわけですね。
ちなみに回転方向は左右の腕で対称になってますよ。

腕自体がRナットということで、固定力に心配があると思いますが、力が加わる方向と回転方向がいい具合に重なっていて意外と緩みません。
まぁ個人的には、この上からヘリオやブレカイの胸パーツ的なものでロックできればさらに安心なんですが、もしかするとキャノンサス的なパーツの場合はそうなったり。
ホールドパワーアームの名前は、ヘリオやブレカイ同様にホールドパーツを材料力学的に締め付ける事に由来します。

ヘリオなんかのそれと違い、結構クロウバックと締め付け部位が接近してますが、これはおそらくCUにかなり近いRUなためにエッジ厚が小さくなってることに関連してるんでしょうが、これだけ近いとやっぱりしめ撃ちの効果は大きくなるはずで。
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で、カードリッジシステムの肝ともいうべきカードリッジトリガーと、その構成パーツ。
こいつが一番ややこしいユニットですね。(汗)
30 トリガーが長いので、スプリングには軸が必要なわけで。んでさらに使い勝手を良くすべく、スライダパーツだけ先に入れてしまう仕組み。
そんなわけで全体の構造が、ガングリップトリガーとかケーケロのトリガーとかと近くなってますね。
もちろんU型ホルパなので、悪名高きコの字トリガーとはお別れです。
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でまぁ、こんな感じに左右分割のトリガーボディにトリガーをはさんで、それを上下分割のウイング部で固定。
さらにそのウイングのグリップ部がロックパーツになってるということで、これはかなり厳重なロック機構ですね。
カードリッジを入れる引き出しトレーは一枚成型で、トリガーボディの右側から入れ、2つのチップパーツで外れなくなります。
このチップ、普通こういうパーツは一度はめ込んでしまうと外れなくなってしまうんですが、コイツはそれなりに外れてくれます。もちろんポロポロとれるってもんでもなく、タカラ様すげー。
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32 あと別付けスタビライザーも左右固定のお手伝いをしてくれてるみたいです。
それと、写真は撮ってませんが、トリガーボディ前方の脚の穴に入る軸も左右固定のおt(ry
トリガーのボディへの取り付けはまさしくPI。
ヘッド後部でも段違いで同様の接続部がみられる事からマガジンの接続もPI方式と予想されますね。
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20 17 バランスフットとその構成パーツ。
フットの状態も2本の脚軸に挿すという、ゼロ系と同様の形式。
左右が一体化しててベアリングフットに近いですね。
これで競技中に内股にならずにうわなみするやめr
で、前に言ったトリガー前底部の軸をフットの穴で抑えることによりトリガーが外れないと。
なんか心配だなぁ。ロックプレートのひとつでも欲しかったです。
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29 で、コロコロで見た時から気になってたトリガーボディ後部のわっか。
取説によると、こやってトリガーを縮めたときにトリガーをロックし、収納運搬時に省スペースにできるらしいです。
なるほど、確かに以前はいちいちトリガー外してましたよ。
あ、でも「※長時間ストッパーを使用するとスプリングが縮んでしまいます場合がありますので、持ち運ぶとき意外はストッパーを外すようにしてください。」
ビータマの待機スペースですが、前後方向へビーダマ2個分に近いスペースがあり、トリプルバースト級の長さのトリガーと相まって、発射の際恐ろしい遊びを発生させてます。あぁでも2個分より少し狭めなのでダブルバーストには基本的にはなりませんよ。
右のトリガーの写真で、左から自然長、発射抵抗発生、発射後です。
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4243 カードリッジの装填について。
カードリッジトリガーの引き出しには、見づらいですが丸印のトコに突起があり、カードリッジの90度ごとにある凹みに対応してます。つまりカードリッジの方向が90度づつのどれかで固定されるわけで、ドライブ弾等の方向合わせが可能になるわけですが・・・。
実はカードリッジにドライブ弾等を入れても固定されずに中で回ったり、発射の際カードリッジからでる衝撃で方向が変わったり、特にカードリッジの奥側のドライブ弾が。実際あんま意味ないと言う罠。

そんな感じで引き出しにカードリッジを乗っけたら、こやって押し込んでやってカードリッジショットスタンバイ完了。
そしてカードリッジシステムではダブルバーストが発射可能となるわけですが、前にも述べたようにビーダマ待機位置での遊び空間が大きく、さらにカードリッジが追加された分なんかとにかくいろいろ遊びとか無駄な動きが大きくなってます。
左から自然長、ビーダマに接触、カードリッジから発射待機位置へ移動、1発目発射後、2発目発射後。

あとまぁ、単発発射のときにもいえることですが、ワンハンドウイングの形状が厳しすぎます。
写真でも分かると思いますが、ウイングの後部がトリガーのプッシュイン面より後ろへ延びているので指で押せないのなんの。
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ゴータイガーの時も思ったんですが、最近のタカラ様はワンハンドショットの際の各要素の理想配置がワンハンドウイングの指がかかる面とトリガーの指で押す部分の面が発射後に一直線上に並ぶんだと思ってるようで。
大事なのはそう言うことじゃないと言うことに早く気づいてください。
腕無し6.72±0.92km/h
腕有り締め無し8.44±0.33km/h
腕有り締め有り12.21±1.10km/h
お待ちかねの威力測定。今回は同じ平面上30cm先のビースピに3回通した平均で行きました。
パワーホールドアームの効果もあるようですし、しめ撃ちもしっかり利いてる様で。
でも特別威力が以前より高くなったって感じはないですね。ローラーホルパ+セイバーウイングLv4で15km/hは軽く超えますし。 今後もパワーインフレには気を使ってくれそうです。

あ、あと取説情報まとめときます。
カードリッジシステム:「カードリッジシステムとは、カードリッジにセットしたビーダマや必殺球をバトル中に好きなタイミングでダブル発射することが可能な新世代ビーダマンだ!!」
コバルトブラスター:「標準装備のアームパーツは二つのカードリッジをストックし、さらにビーダマの発射パワーをUP!ステルスドライブ弾を装備したパワータイプビーダマンだ!」
各ユニットの定義:「アーム:ビーダマのパワー性能をカスタマイズ トリガー:ビーダマの発射方式をカスタマイズ」
ホールドパワーアーム:「パワー性★★★ 発射パワーがUP&カードリッジを装備可能」
カードリッジトリガー:「方式 カードリッジ カードリッジダブル発射ギミックを搭載!」

カードリッジトリガーの「方式」ってヤツが「カードリッジ」となってるとこを見ると、他にもカードリッジとは関係ない方式を持ったのがいっぱい出てきそうな期待を持つんですが。


総括
そんなわけで何回も言うようですが、コア周りに前後分割を採用しておりゼロの順当な進化系で、かつPIやRなどのスパビーの技術がうまく使われています。そのあたりからユニット構成やパーツ割などはかなり完成しているということができると思います。
ただ、カードリッジを使うという目的があるため、トリガーがやたら長くなりそのあたりの使いにくさが目立ちます。
今後このカードリッジというクセモノをどう使って行くのか、ていうかほんとに使っていくのかが重要なポイントになるでしょうね。

05/07/10  競技玩具研究所

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